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【台風災害 防止】高木伐採工事 その2

十川日本庭園研究室の十川です。今回は高所作業車とラフターによる狭小地の大木撤去作業事例についてご紹介いたします。

今回は建造物に囲まれたエリアでの作業になります。非常に難しい作業となりましたが、建造物に近い高木伐採は、危険防止・災害による被害予防には最優先項目であると考えます。こちらのケースも重機を使用しての作業方法となりました。ご参考になれば幸いです。写真はクリックすると大きな写真でご覧いただけます。

※ご相談やお問い合わせについては、メールフォームからお願いいたします。

現況(作業前)の確認

千葉県内神社における本殿の修理に伴い、倒木の恐れがあるため伐採撤去することになりました。建物の被害状況です。

幹で屋根を押しています。

根による縁石の被害状況です。

作業前の状況です。

ラフターと高所作業車による上部切込み

高所作業車でバンドをかけて、上から切ります。

大きく切るのがコツです。

ウケを入れて切ります。

下部切込み・吊り上げ・撤去

安全のために離れてから吊り上げます。

枝を刻んでトラックに積み込みます。

足場にかかる枝を切ります。

材木として使えるように4m以上で切ります。

ふらつかない様に、ラフターのブームを下げてワイヤーを短くします。バンドも短く両側からかけます。

建物から離すように上部を押します。

下から切ります。

吊り下ろします。

撤去後の建物の被害状況が明らかになりました。

切り株の状況です。

伐採した大木は材木として再利用します。

材木の保管状況です。

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代表・作庭家紹介

十川日本庭園研究室 十川洋明

十川 洋明(トカワ ヨウメイ)

17歳で庭の世界へ飛び込み、その素晴らしさに魅了されました。造園会社数社で修行を積み、1996年に「作庭処 彌右エ門」(現 十川日本庭園研究室)として独立。以来、個人邸の作庭工事を手がけながら、古庭園に興味を持ち京都を初め全国の庭園を見てまわり研鑽を積んでいます。千葉県山武市在住。

 

<主な経歴>
1998年 重森三玲記念館庭園施工
1999年 靖國神社神池整備工事参加
2001年 靖國神社苑内常駐管理責任者
2004年 中国蘇州市に日本庭園施工

 

通常業務以外に日本庭園の古式工法の検証及び技術指導・講演も行っております。詳しく公開されることがなかった技術を、様々な方々にご提供できればと考えております。ご質問・ご相談等、お気軽にメールにてお問合せください。

 

プロフィール詳細

 

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