静寂という
精神世界

庭園紹介

十川日本庭園研究室の作る庭は
古式工法に則ったものです。
先達たちが作り上げた日本庭園は
そこに身を置くことによって、人間が
感じられる「心地良さ」があります。

また、日本庭園というものは、
作っておしまいではなく、
継続して人の手を入れることで
その存在意義があると考えます。

わたしたち作庭家もその意義を充分に
理解し、技術に磨きをかけ
日本庭園文化を継承せねばならないと思われます。

皆様が人として永くその「心地良さ」
を感じられるように。

そこに、言葉は必要ありません。
静寂の中で「感じて」いただきたいのです。


三六九庭

蓬莱神仙の世界観を山水画的枯山水で表現した日本庭園
「蓬莱神仙」とは古く紀元前の中国における燕・斉地方で起こった土着信仰。

東方海上に蓬莱神仙世界があるとし,蓬莱,方丈,瀛州(えいじゅう)の三島などが想定され、これらは「神仙島」と言われました。

一説に,蓬莱神仙世界の東の瀛洲島すなわち、東瀛(とうえい)は日本であるとも言われています。

以後中国においても日本においても,庭作りのテーマとして広く用いられています。

久龍庭

「四神相応の青龍」をテーマとした日本庭園
「四神相応」とは地相を天の四神に応じた最良の土地柄を指します。
東は青龍の青
西は白虎の白
南は朱雀の赤
北は玄武の黒
とします。
これは中国大陸全図を見れば川は全て東に流れ、その先は海。
東は水の守り神である龍神から青龍
西には山岳地帯から頻繁に危険な虎が出没したことから白虎
南は太陽信仰と鳳凰の変化である朱雀
北の黄河流域は湿地帯で蛇や亀が多く生息していたことから玄武
となります。
そして
中央は皇帝が纏う黄色で、土そのものの色を地上の最高とされました。

和琴庭

五坪から創る小さな日本庭園
日本庭園は作っておしまいではなく、整備・清掃をきちんとして維持していくことで、その良さが光ります。故に当研究室は出来るだけ落ち葉やごみがたまらない整備性の良さと、窓際や縁側に身をおいた時の「心地よさ」を第一と考えています。

2021年1月現在、当研修室の最も新しい日本庭園であるこの「和琴庭」には限られたエリアに三尊石組、水琴窟、独創的なデザインの創作垣という日本庭園のエッセンスを無理なく詰め込みました。

小さなスペースでも日本庭園を創ることは充分に可能です。ご興味のある方は、是非ご相談ください、

茶庭・数寄の庭

日本文化の源流を辿る
すべての日本文化の縮図といわれる茶道。茶道を愉しむための庭が茶庭や数寄の庭と言われています。

飛び石の配石や高さ、つくばい周りの役石など、作庭には茶道への深い知識と庭作りの経験が必要となります。

寺院庭園

オリジナリティの中に、美しさと落ち着きを
いにしえから、各地の為政者は寺院へ日本庭園の造営を試みました。そこには今や世界中から注目を集める、日本の思想や美意識が内包されています。

この庭は当研究室が手掛けた中でも、大胆な石組と「真・行・草」を組み合わせた敷石が特徴的な日本庭園です。

訪れる参拝者へ「ひとときの心の落ち着き」を得て欲しいという気持ちで、作庭をさせていただきました。

作品詳細 〜庭園作りをお考えの方へ〜

内容
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費用
有効作庭スペースや施主様のご希望に合わせて設計・施工いたしますので、お気軽にお問合せください。
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