水琴窟(すいきんくつ)の作り方
こちらの水琴窟の記事は、別ページにて工法を中心に更に詳しい解説を交えてリライトしております。合わせて下記リンクもご参照ください。 [clink url="https://nippon-teien.com/2020/08...
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①瀛州島(えいじゅうとう) 十川日本庭園研究室です。今回はその2に続きまして、水琴窟の作り方を中心に「蓬莱神仙思想の庭 三六九庭」の「瀛州島」の製作過程をご紹介させていただきます。 [su_spoiler title=...
①はじめに 十川日本庭園研究室です。今回は「竹藪をキレイにしよう計画」の「竹垣づくりのコツ」の3回目で、柱の立て方と加工の仕方について紹介いたします。 「竹垣づくりのコツ」その1、その2は下記のリンクよりご覧ください。...
①蓬莱神仙思想ほうらいしんせんしそう 十川日本庭園研究室です。今回より自邸の日本庭園「三六九庭(みろくてい)」の施工についてご紹介をさせていただきます。広さは9坪と大きな庭ではございませんが、日本庭園の様々な要素と古式...
十川日本庭園研究室です。「竹藪をキレイにしよう」計画。今回「建仁寺垣けんにんじがきの作り方 その2」は、竹の交換を容易にするために木の柱の代わりに単幹パイプを用いた作例です。押縁の掛け方にコツがありますのでご参照くださ...
十川日本庭園研究室です。今回は桂垣の紹介です。裏側が建仁寺垣(けんにんじがき)の基本的な事柄なので、ご存じの方も多いかと思います。桂穂垣(かつらほがき)の工法も様々で、裏のアンコと呼ばれる穂(ほ)を縦にする方法や、枝の...
十川日本庭園研究室です。今回は、前回ご紹介した構造と異なる水琴窟の工法をご紹介いたします。現場は地盤が山砂の盛土ですので、地中に吸い込む様式を採用しました。元来の様式ですのでご存じの方も多いと思います。尚、瓶(かめ)内...
十川日本庭園研究室です。本日は大津垣一二三(ひふみ)張りの紹介です。大津垣は竹を割る手間がかかりますが、建仁寺垣(けんにんじがき)や木賊垣(とくさがき)に比べて材料の善し悪しが分かりづらい垣根です。今回は一枚、二枚、三...
十川日本庭園研究室です。枝折戸の作り方をご紹介いたします。 今回はやや高度な枝折戸の作り方です。枝折戸とは露地(ろじ)の中門(ちゅうもん)につける一種の扉で、庭の形態によって左右の開き方が異なります。近年、海外製品が大...
十川日本庭園研究室です。今回は筧の作り方です。 筧は一般に、手水鉢(ちょうずばち)に水を注ぎ込む装置です。駒頭(こまがしら)を付けるタイプなど様々ですが、ここでは横樋(よことい)の削ぎ落とし方を紹介します。失敗した時の...
十川日本庭園研究室の十川です。今回は高木伐採の実作業について数回に分けて投稿いたします。 昨年は台風や大雨の影響で、千葉県や埼玉県を中心として甚大な被害がもたらされました。そして、これら災害による電源復旧に時間を要した...
十川日本庭園研究室です。竹林をきれいにしよう計画です。 今回は大津垣の作り方その2をご紹介します。大津垣の縦張りは見る角度によって奥が透けて見えますが、横張は目隠しに適しています。 細部をわかりやすく、曲がり角について...
開催終了いたしました。ご参加誠にありがとうございました。 1.セミナー開催にあたり 十川日本庭園研究室です。本日は「第3回 日本庭園 鑑賞・作庭セミナー」のご案内です。今回は「成東文化会館のぎくプラザ」で開催いたします...
十川日本庭園研究室のつくる日本庭園は
古式工法に則った伝統的な庭園の中に
作庭家の意図を反映したものとなっています。
また、鑑賞だけでなく、そこに身を置くことで
感じられる
「風の流れ」も計算し
心地よい場所としての価値を重視しています。
蓬莱神仙(ほうらいしんせん)
紀元前の中国,燕・斉地方の土着信仰。東方海上に蓬莱神仙世界があるとし.蓬莱( ほうらい),方丈(ほうじょう),濠州(えいじゅう)の三島などが想定され、これらの神仙島には宝物や不老不死の仙薬が蔵されていると説かれました。
蓬莱山
蓬莱には蓬莱山という山があり、亀の様な鼈(ゴウ)という生き物の上に乗っかっている山で、鼈は蓬莱山を背中に乗せて海を周遊しているとのことです。写真は蓬莱山に見立てた石組みの中心となる主石
四神相応(しじんそうおう)
四神相応とは地相を天の四神に応じた最良の土地柄を指します。東は青龍の青、西は白虎の白、南は朱雀の赤、北は玄武の黒とします。これは中国大陸全図を見れば川は全て東に流れ、その先は海。東は水の守り神である龍神から青龍西には山岳地帯から頻繁に危険な虎が出没したことから白虎
南は太陽信仰と鳳凰の変化である朱雀北の黄河流域は湿地帯で蛇や亀が多く生息していたことから玄武となります。
日本庭園は維持管理することで、長期間に渡りその美しさを保つことが可能です。
十川日本庭園研究室では施主さんによる日々のお手入れの負担を軽減することも考えて作庭させていただいています。
日本庭園は作っておしまいではなく、その素晴らしさを世代を超えて長期間に渡り維持管理することが肝要です。
しかしながら日々のお手入れは骨の折れるものです。
日本庭園の伝統技術は今や合理性重視の時代の中で埋もれつつあります。
その中で数少ない継承者としての自覚と誇りを持ち、
その素晴らしさを後進の皆様に提供していきたいと思います。
「本物」の技術が持つ凄みと優しさを体感していただきたいのです。
私自身がかつてそうしてもらった様に、次世代の担い手の方に「技」の継承をしていかねばなりません。
百年経っても、千年経っても
日本という地に日本文化が存在し続けるために。
日本庭園と深い結びつきのある文化として茶の湯(茶道)があります。
茶の湯は和の総合芸術とも呼ばれており、その中に日本庭園の知識や技術が組み込まれています。
昔の人が行っていたように、座して、ゆっくりとお茶を飲み、
心を落ち着かせながら庭を鑑賞することで、日本庭園の美しさが際立つようになります。
一座建立(いちざこんりゅう)
茶道での主人と客の一体感を意味する言葉です。
千利休が極めた「わび茶」の精神とは「たった一服のお茶のために主人は、さまざまな趣向、工夫を凝らして茶室をしつらえ、道具を組み合わせ、心を尽くした点前を出す」こと。
一服のお茶を通してお互いの心を通わせる「もてなし」と「しつらい」の美学なのです。