流れ護岸石組(ながれごがんいわぐみ)について その2
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十川日本庭園研究室の十川です。今回は三話連続の三回目。前回に続きまして、対岸の流れ護岸修理です。石質は、同じ鳥海石です。地盤が緩い為に、下部に大きめのカマセ石を大量に入れました。
前回及び前々回の記事は下記リンクよりご覧ください。
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十川日本庭園研究室の十川です。今回は、既存の瀧の上に石橋を架ける工事をご紹介します。その後の回では連続する流れの護岸工事についてもご紹介いたします。
瀧の上部に橋を架けることは、日本庭園では玉澗流(ギョッカンリュウ)と呼ばれています。尚、瀧が東側で、本尊が薬師如来ということで、瑠璃光橋(ル...
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十川日本庭園研究室の十川です。今回は三話連続の二回目。前回と同じ現場で、流れ部分の護岸工事についてご紹介いたします。前回は石橋を架けました。前回の記事は下記リンクよりご覧ください。
コンクリートで固めた石が動き、木杭が腐ることで、周りの土が崩れ始めた事から、護岸修理を行いました。工法は...
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護岸石組み
崩れた石や腐食した杭、コンクリートを撤去します。
撤去したコンクリートと砂岩です。
遠近法に少し大きめの山形石を据え付けます。
裏側のカマセ石とグリ石の構造です。
チェーンブロックを使い順次、石を組んで行きます。
完成
土を埋め戻し均します。
完成
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