十川日本庭園研究室です。
今回は前回からの続きで、竹穂垣の竹穂を使用した創作市松垣製作の後編です。
前編(日本庭園の作り方 その6)は、下記リンクより。
2020.09.25十川日本庭園研究室です。
三六九庭の初回工事の様子を5話にわたってご紹介させていただきました。今回はその工事からしばらく経ったので、一部の竹垣交換についてご紹介致します。下記リンク(その1〜その5)の続編となります。...
①部材の準備
従来の杉皮垣は、一二三の押縁でしたが、今回は竹の根を三本使用して、押縁六本のデザインとしたものに交換します。先ずは竹の根をきれいに洗い、丁寧にさばきます。
やや細めの縦の押縁を取り付けます。
横押縁を、取り付けます。
竹の根を仮置きしてバランスを見ます。
全てビス止めします。
ビスは節に打つと目立たなくなります。
竹根は短いので小口を割竹で隠します。
②立込み
参考
2020.07.31十川日本庭園研究室です。今回は「竹藪をキレイにしよう計画」の「竹垣づくりのコツ」の3回目で、柱の立て方と加工の仕方について紹介いたします。「竹垣づくりのコツ」その1、その2は下記のリンクよりご覧ください。...
古い竹を外し、前回ご紹介した市松垣を下地に立込みます
水平器をあてて正確に設置します。
縦の押縁を取り付けます。
ドリルで穴を開けます。
縦押縁の高さは、コンパネの天端が平らなのでメジャーで測り確認します。
ビス止めします。
縦押縁は太い順に割り振ります。
横押縁は遠近法を使います。全て建物側が元になるように同じ竹を三か所切って止めます。
- 建物側(左手)に竹の元がくるように取り付けます
③完成
裏のあそびが透けて見えます。
創作垣のご紹介はこれで終了です。後程、多数の方よりご希望の動画を上げたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。尚、前段の「日本庭園(枯山水・石庭)の作り方 その1〜その6」は下記リンクより閲覧ください。
2020.07.11十川日本庭園研究室です。
今回より自邸の日本庭園「三六九庭(みろくてい)」の施工についてご紹介をさせていただきます。広さは9坪と大きな庭ではございませんが、日本庭園の様々な要素を折り込んでいます。三六九庭は辰巳(南東)の方角に三六九という数で構成した蓬莱神仙(ほうらいしんせん)の世界観を山...
2020.08.08十川日本庭園研究室です。
今回はその1に続きまして、「蓬莱神仙思想の庭 三六九庭」の「方丈島」の製作過程からご紹介させていただきます。...
2020.08.28十川日本庭園研究室です。今回はその2に続きまして、「蓬莱神仙思想の庭 三六九庭」の「瀛州島(えいじゅうとう)」の製作過程をご紹介させていただきます。瀛州島は水琴窟(すいきんくつ)と筧(かけひ)を中心とし、茶庭の要素である蹲居(つくばい)形式となります。...
2020.09.11十川日本庭園研究室です。
今回は日本庭園(枯山水・石庭)の作り方その4として、苔貼り、そして創作垣(文字垣)の製作過程をご紹介させていただきます。皆様の今後の庭づくりの参考になれば幸いです。...
2020.09.18十川日本庭園研究室です。
今回は日本庭園(枯山水・石庭)の作り方 最終回として、竹垣(網代袖垣と市松垣)の製作過程をご紹介させていただきます。その1からお付き合いいただきました皆様、ありがとうございます。...
2020.09.25十川日本庭園研究室です。
三六九庭の初回工事の様子を5話にわたってご紹介させていただきました。今回はその工事からしばらく経ったので、一部の竹垣交換についてご紹介致します。下記リンク(その1〜その5)の続編となります。...
この記事へのコメントはありません。